文部科学省が有人空間での次亜塩素酸水の噴霧禁止を撤回しました
文部科学省は6月16日に発表した「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル 〜学校の新しい生活様式〜」において、次亜塩素酸水の噴霧に関する箇所を更新しました。
6月4日の通知では「児童生徒がいる空間での使用はしないで」となっていますが、6月16日の通知では、各メーカーや省庁から提供されている情報を精査し、学校医・学校薬剤師等の助言のもとで判断・検討して下さいとの表記がされ、次亜塩素酸水の空間噴霧禁止の通知を事実上撤回しました。
次亜塩素酸水の噴霧についてはすでに国内外で多くの導入例があり、感染症の予防に貢献しております。病院・医療機関においても多く導入され、効果についての実績データも蓄積しています。(一例:院内の壁面・固体表面・床などのウイルス菌数が噴霧前の1/100以下に減少)
また安全性につきましても、弊社取り扱いの「epicsy」は以下のような試験をクリアし、極めて高い安全性が認証されています。
◆単回経口投与毒性試験(急性毒性試験)
◆皮膚一次刺激性試験
◆眼刺激性試験
◆皮膚累積刺激性試験
◆感作性試験(アレルギー発生)
◆コロニー形成阻害試験(細胞毒性試験)
◆復帰突然変異試験(変異原性試験)
引き続き、次亜塩素酸水の有効性・安全性について誤報が訂正され、正しい理解が広まるよう情報のご提供に努めて参ります。
【ご注意】
※他社の「次亜塩素酸水」と称する商品で、強い刺激臭や目への刺激を感じるような粗悪なまがいものの商品も報告されております。品質を精査され安全な商品をお使いになられますようご注意下さい。
※「次亜塩素酸ナトリウム」(ハイター・ブリーチなど)は「次亜塩素酸水」とは別物です。希釈するしないに関わらず「次亜塩素酸ナトリウム」の噴霧は大変危険ですので絶対にしないで下さい。
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資料内容抜粋
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6月4日「学校における消毒の方法等について」
【変更前】
〇次亜塩素酸水の噴霧について
次亜塩素酸水の噴霧器の使用については、その有効性及び安全性は明確になっているとは言えず、学校には健康面において様々な配慮を要する児童生徒等がいることから、児童生徒等がいる空間で使用しないでください。
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6月16日「学校の新しい生活様式」
【変更後】
〇次亜塩素酸水の噴霧について
「次亜塩素酸水」を消毒目的で有人空間に噴霧することは、その有効性、 安全性ともに、メーカー等が工夫して評価を行っていますが、確立された評価方法は定まっていないと言われています。メーカーが提供する情報、厚生労働省などの関係省庁が提供する情報、経済産業省サイトの「ファクトシート」などをよく吟味し、使用について判断するようお願いします。なお、児童生徒等の中には健康面において様々な配慮が必要な者がいることから、使用に当たっては、学校医、学校薬剤師等から専門的な助言を得つつ、必要性や児童生徒等に与える健康面への影響について十分検討して下さい。
「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル 〜学校の新しい生活様式〜(2020.6.16 Ver.2)」文部科学省
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